そもそもデニムって何?

ジーンズを語る上で欠かせない素材であるデニム。今では伸縮性のあるものやウールやシルク混など履き心地や季節を意識したものも目にするようになりました。素材について学ぶことで今後のジーンズ選びの参考にもなることでしょう。

デニムの起源

デニムはフランスのニーム地方のある一族が作った布地が起源だとされています。デニムという名前は「ニーム地方の綾織り」という意味である「セルジュ・ドゥ・ニーム」という言葉の中から、産地の名前を残す形で生まれました。

デニムの原料

デニムの原料は綿糸です。縦糸には白を、横糸にはインディゴで染めた青い糸を使って織ることで、インディゴブルーと呼ばれる鮮やかな色の生地が生まれました。しかし、綿で作られた生地といってもデニム生地は他の綿生地とは比べものにならないほど厚いものです。同じ綿糸からどのようにして厚く丈夫な生地ができるのでしょうか。

その秘密は糸にあります。デニムに使われる糸は1本のように見えるのですが、実は2本の糸でつくられています。2本の糸を1本にまとめることで太さは倍になり、それに比例して糸の強度も上がるのでデニムのような厚くて丈夫な生地を作ることができるのです。

厚くて重いデニム生地

専門店やメーカー直営店などでジーンズを購入したことがある方なら「13.5oz xxジーンズ」や「14.0oz」といった表示を目にしたことがあるでしょう。この「oz」という表記、実は生地の重さを表す単位であることをご存知でしょうか。

oz=オンスとは1平方ヤードあたりの重さを表し、1ozは約2.83gとなります。このozの数字が大きくなるほど重くなるわけですが、生地の重み=糸の重みでもありますので糸もより太いものが使われ生地の厚みも増していきます。

よくoz=生地の厚さと勘違いしてしまう方がいますが、このような事情が原因なのかもしれませんね。
一般的なジーンズは14oz前後のものが主流となっています。重さにすると約40g位ですが、探してみると28ozという重いジーンズも存在します。デニムは生地が厚いほどジーンズに仕立てたときにゴワつきやすくなり、体に馴染むまでに時間がかかります。実際、この28ozジーンズが体になじむまでには半年ほどかかるとのことです。

新品は決して履き心地がよいとは言えない、まさに「モンスタージーンズ」ですが時間をかけて育てたジーンズは愛着のある一品になることは間違いありません。あなたも挑戦してみてはいかがでしょうか。

近年の紡績技術の進化によりデニム生地も変化してきました。オールドジーンズに見られる「縦落ち」と呼ばれる色落ちは、紡績と縫製技術が未発達だった頃の象徴ともされています。現代の技術では再現が難しく、加工技術を用いてしか再現できません。デニム生地の種類も、今後のジーンズ選びのポイントにぜひ加えてみてください。

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