Tシャツはジーンズの兄弟!?

Tシャツほど世界中で愛され一般化しているファッションアイテムはないのではないでしょうか。世界のどこを旅しても、土産店にはその国・観光地独自のTシャツが売られています。コットンの布を縫い合わせただけのシンプルなものですが、どこの国でも愛されているようです。とくに、ジーンズとの相性がよく、男っぽいスタイルには欠かせないアイテムです。

Tシャツの起源ははっきりしない!?

これほどまでに浸透したアイテムでありながらその発祥には諸説あり、明らかではありません。比較的歴史の浅いアイテムにしてはとても珍しいことです。19世紀の後半にイギリス海軍が王室の閲兵を前にして、水兵たちの刺青を隠すために、袖のなかった下着に袖をつけたという説があります。また同時代に、アメリカの海軍が、水兵の胸毛を見えないように、Vネックの下着を改良したのが起源という説もあります。

1913年には現代のものとほぼ同じ形のTシャツがアメリカ海軍の軍用品として登場しますが、当時はまだウールのものしかありませんでした。1930年代にはアメリカの通販会社シアーズロック社が一般向けに発売を開始、その際の商品名は「Gob」(水兵)でした。起源はどうであれ、軍隊で着られるようになったことは間違いないようです。そこから「男らしさ」の象徴というイメージも生まれています。

高い機能性がジーンズと共通しています

戦地から生まれたTシャツですが、タフさの象徴という印象から男性の間で流行します。当初は無地のものしかありませんでしたが、1948年にアメリカの大統領選に出馬したトーマス・デュエイが「Due-it With Dewey」(デュエイとともに潤おそう!)とプリントしたことから、プリント柄が大流行。Tシャツで自己主張ができることがわかり、大ウケしたのです。実はこの方法は、ナポレオン1世が自分の勤勉さを大衆に知らしめるために、服に働き蜂の刺繍をしたものをまねしたものでした。

Tシャツは軍で使用されることからも機能性が優れていることは明らかで、その点でも一般市民に受け入れられます。文字をプリントすることで自己主張の道具となり得ることが広まりましたが、さらに、ディズニーが土産物になることに気がつきます。安いシャツに、ディズニーの柄をプリントし大量に売りまくります。色も、白だけでなくさまざまなものが登場し、ファッション性もどんどん高まりました。1950年代には、それまでの「下着」というイメージから脱却して、自己表現の道具としてアウターに利用されるようになります。ジェームズディーンによって、ジーンズとTシャツのファッションが世界中に「かっこいい」と広まりました。

良いTシャツの条件は、コットン100%であること、伸縮性にすぐれ動きやすく俊敏性があること、あらゆる体型にフィットすること、吸湿性に優れ、乾燥が速いこと、が挙げられます。機能性という点ではジーンズとも共通し、二つの組み合わせは最高にシンプルでかつ、カッコいいファッションとなり得ます。

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