実用的サマージャケットといえばシアサッカー

日本でもサマーカジュアルが定着して、オフィス街でもさまざまな服装の男女が見られるようになりました。半そでシャツ一枚で出勤する人も多いですが、ジャケットを羽織っている人も少なくありません。数あるジャケットの素材の中でも、いちばん涼しげに見えるのはシアサッカーでしょう。着ごこちだけでなく、見た目が涼しげなのが特徴です。ファッションは自己主張のひとつですが、自分だけが個性的だと思っていても仕方がありません。周りからどう見えるのかも大切な要素です。

とりわけ夏の装いは難しいと言えるでしょう。あまり重ね着をしないために、ひとつひとつのアイテムが全体の雰囲気に与える影響度合いが高くなります。素材が薄く、素肌の見える部分が多くなり、コーディネートも制限されます。そんな中で、シアサッカーのジャケットはいかにも涼しげで、これ一着でオシャレな印象を与えることもできるため、とても便利です。

コットン製のものが主流です

「シアサッカー」の語源はインド。インド生まれではあるものの、ペルシャ語の「shirushakar」の文字があてられています。ミルクと砂糖という意味を持っています。素材にはいくつかありますが、コットン製のものが主流で、夏の衣料として定着させたのはアメリカ人。比較的涼しいイギリスに比べて暑い地域も多いアメリカで、イギリス風の重厚ファッションよりも涼しげなスーツのニーズが高まったことから使われるようになりました。夏に実用的で快適なスーツとして、1920年代から流行しました。

当初は富裕層がリゾート地で着たことから高級イメージも加わり、1930年代には一般の人たちにも普及したといわれています。

シアサッカーの特長は5つ

コットン製のシアサッカーの特性は5つあります。ひとつは、スーツとして着られることです。ジャケットとしてだけでなく、パンツと合わせて上下揃いのスーツとすることで、避暑地のフォーマルウェアとして着られます。代表的な柄は、白地にブルーの縞柄。ジャケットだけで切る場合には、白いシャツと白いポケットチーフを合わせるととてもおしゃれになります。ズボンはサマーウールの淡いグレーがほどよくマッチしますが、ジーンズにもよく合います。靴は茶のローファーが定番です。

2つ目の特性は軽量であること。上質なものは600g程度しかありません。汗をかいても肌に張りつきにくく快適な着心地も特長です。3つ目はシワになりにくいこと。もともと人工的にシワを寄せてあるので、目立ちにくくなっています。たとえしわになっても、霧吹きを吹きかければ簡単にとることができます。

4つ目は見た目に比べて、生地がしっかりとしていること。身につけた時にメリハリ感が出てフォーマルな印象を与えることができます。5つ目は洗濯に強いこと。洗ううちに、自分のプロポーションに合ってくるという特性があります。

シアサッカーのジャケットは夏に涼しさを演出する重要アイテム。ジーンズと合わせれば、半フォーマルで小粋な感じに見せることができます。

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