カジュアルシャツの定番といえばポロシャツ

ポロシャツと聞いて、どこのメーカーを思い浮かべる人が多いでしょうか? 「ラコステ」を思い浮かべる人は、なかなかの通と言えるかもしれません。「ポロシャツ」の「ポロ」とは、馬に乗って行う球技の名前。19世紀から20世紀のヨーロッパで大流行しました。当時着られていたウェアはメリヤスでできていましたが、それをフランス人のラコステが改良して、現在のような形にしたのです。スポーツウェアとして誕生したものですが、現在ではタウンウェアの代表格として着られています。ジーンズにもとてもよくあいます。

イギリス人はラコステがお嫌い!?

ポロは4人一組で行われる馬上競技。ペルシアで生まれましたが、イギリスやフランスで広く普及しました。ウェアとしては、ポロコート、ポロハット、ポロシャツなどがあります。もともとのポロシャツはメリヤス、現代でいえばジャージの生地でつくられており、形もYシャツのような襟をしていました。ポロに限らず、テニスやクリケットのウェアもメリヤスでYシャツ型の襟が一般的でしたが、それを改良したのは、フランスのポロテニスプレーヤーだったラコステ。

もっと動きやすい服がつくれないかとコットン製のシャツを注文したのがきっかけです。1927年には、自分で会社を興し、胸にワニのマークをつけて売りだしたところ大ヒット。テニスプレーヤーだったラコステが記者たちからつけられたあだ名が「ワニ」だったことに由来しています。いつのまにか、昔ながらのシャツはすたれ、ラコステスタイルのものが「ポロシャツ」と呼ばれるようになりました。

しかし、これが気に入らないのがイギリス人。フランスのマネをすることが嫌だったこともあり、「男女が同じ服を着たのでは、性の単一化につながる」と、ポロシャツを嫌いました。それゆえ、今でもイギリスではあまりポロシャツは人気がありません。

自分にあったポロシャツを選ぼう!

ポロシャツはとてもシンプルな作りですが、ちょっとした違いで印象が大きく異なるという意外と着こなしが難しいシャツです。襟の大きさ、前の部分の開きの長さ、ボタンの数が自分にあったものを選ばなければなりません。シンプルなものだけに、センスの良し悪しがモロに出てしまうのです。自分に合った色を選び、体型に対してルーズにするのか、ぴったりフィットさせるのかを考えなければなりません。

前開きの長さや襟の大きさは、体型や顔の大きさとのバランスを勘案して選びます。ボタンの数も同じです。特に襟まわりのスタイルが、印象を大きく変えるので、鏡を見ながらよく考えましょう。ジーンズとの相性も抜群です。上にジャケットをはおるときには、ボタンを上までとめるのが基本。ジーンズファッションなのに、きちんとしたフォーマル感を出すことができます。

ポロシャツはカジュアルウェアの代表です。シンプルな構造ですが、襟まわりの形の選択で、さまざまな表現ができるのも特徴。自分にあった一着を慎重に選びましょう。

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